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工場の省エネ補助金|設備更新で確認する制度と進め方

依
依田尚人

著者・監修 ・ YDAIコンサルティング株式会社 代表

11分
目次

工場の省エネ設備更新で補助制度を検討するときは、投資の対象範囲、工場・事業場の条件、省エネ法上の位置づけを整理してから公募要領を確認します。工場であることだけから対象性を決めず、制度の類型、事業場の情報、年度・回次、一次資料を分けて確認します。

本記事で扱う制度値は、令和7年度補正予算・3次公募の省エネ・非化石転換補助金、令和8年度予算のSHIFT事業、各一次資料・2026-09-06確認の範囲です。省エネ法は、e-Gov「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律」第7条・第15条・第16条、e-Gov「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律施行令」第2条・第3条、e-Gov「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律施行令」の現行版最終改正施行日2026-07-01、2026-09-06確認の範囲で扱います。制度の条件は対象年度・回次の公募要領が正であり、要領の版・公表日は公式ページ(PDFの表紙・更新履歴)で確認します。

工場の省エネ補助金は設備と事業場の条件を整理する

工場の設備更新では、更新する設備、工場・事業場の範囲、エネルギー使用の状況、工事・契約の予定を分けて整理します。これは特定事業者に当たるかを記事で決めるためではなく、制度の公募要領と省エネ法上の確認資料を読むための準備です。

整理する項目確認する内容確認先
設備更新対象、更新・新設の別、導入目的制度の対象事業・対象設備の説明
事業場工場・事業場の範囲、設備の設置場所公募要領・省エネ法上の資料
エネルギー使用年度の使用量に関する確認事項e-Gov「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律」・e-Gov「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律施行令」
工事・契約見積依頼、契約、発注、工事の予定対象回次の公募要領

更新計画で整理する設備・エネルギー使用・工事の情報

工場の設備とエネルギー使用と工事情報を整理する図
工場の設備とエネルギー使用と工事情報を整理する図

更新計画では、設備の名称、導入目的、事業場の範囲、エネルギー使用の確認事項、契約・発注の予定を分けて記録します。条件を確認する前に個別の対象性を決めず、どの制度資料のどの箇所を読むかを明確にします。

工場の状況が同じように見えても、制度の類型、設備の更新・新設、年度・回次によって確認する条件が異なります。資料名、版、確認日を残し、別の制度や別年度の条件を混ぜないようにしてください。

制度別の資料を確認する理由

工場向け制度と省エネ法の資料を分ける図
工場向け制度と省エネ法の資料を分ける図

省エネ・非化石転換補助金は工場・事業場の設備投資に関する制度の一つであり、SHIFT事業は工場・事業場の省CO2化に関する制度です。制度名が近くても、対象となる取組、削減要件、資料の構成は異なります。

省エネ法上の位置づけは、補助金の提出資料を確認する場面にも関わります。制度の条件は公募要領が正であり、法令の条文と制度の提出資料の例を同じものとして扱わずに確認します。

工場・事業場の設備投資で確認する制度

工場・事業場の設備投資で確認する制度では、投資の対象範囲と取組区分を先に整理します。令和7年度補正予算・3次公募の省エネ・非化石転換補助金と、令和8年度予算のSHIFT事業は、年度・予算区分・資料名・確認日を分けて確認します。

制度年度・予算区分取組区分一次資料・確認日
省エネ・非化石転換補助金令和7年度補正予算・3次公募工場・事業場、電化・燃料転換、指定設備、エネルギー需要最適化SII「令和7年度補正予算 省エネ・非化石転換補助金 公募要領〈3次公募用〉工場・事業場型」・2026-09-06確認
SHIFT事業令和8年度予算・2026年6月12日開始。省CO2型システムへの改修は一次締切7月15日12:00・二次締切8月26日12:00、DX型CO2削減対策実行支援は締切8月26日12:00の公募実績省CO2型システムへの改修、DX型CO2削減対策環境省「令和8年度 脱炭素技術等による工場・事業場の省CO2化加速事業(SHIFT事業)の公募開始について」・2026-09-06確認

省エネ・非化石転換補助金の4類型

工場の設備投資で確認する四類型の図
工場の設備投資で確認する四類型の図

省エネ・非化石転換補助金は、工場・事業場型、電化・脱炭素燃転型、設備単位型、エネルギー需要最適化型の4類型を設ける制度です。令和7年度補正予算・3次公募・SII「令和7年度補正予算 省エネ・非化石転換補助金 公募要領〈3次公募用〉工場・事業場型」・2026-09-06確認として、類型、枠、設備、着手条件を同じ資料で確認します。

工場の設備更新でも、どの類型に該当するかは記事で判断しません。投資の対象範囲、事業場の条件、更新・新設の別を整理し、対象回次の公募要領で確認してください。

SHIFT事業の省CO2型改修とDX型の確認点

SHIFT事業の省CO2型改修とDX型を分ける図
SHIFT事業の省CO2型改修とDX型を分ける図

SHIFT事業では、省CO2型システムへの改修と、DXシステムを用いた中小企業等の設備運用改善による省CO2化を分けて確認します。令和8年度予算・環境省「令和8年度 脱炭素技術等による工場・事業場の省CO2化加速事業(SHIFT事業)の公募開始について」・2026-09-06確認の資料で、取組区分と削減要件を確認します。

補助率・上限や削減要件は取組区分と結び付いた条件です。制度名だけで個別の設備投資に当てはめず、対象回次の公募資料で確認してください。

省エネ法上の位置づけで確認する資料

省エネ法上の位置づけで確認する資料とは、年間エネルギー使用量に関する基準、中長期計画、定期報告と、補助金の提出資料に関する例を分けて確認することです。工場単位の該当性を記事で判定せず、法令・施行令・公募要領の記載を確認します。

法令上の確認項目確認する内容根拠・確認日
特定事業者の指定全ての工場等の年間エネルギー使用量の合計に関する基準e-Gov「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律」第7条、e-Gov「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律施行令」第2条・最終改正施行日2026-07-01・2026-09-06確認
中長期計画特定事業者の中長期的な計画の作成・提出e-Gov「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律」第15条・2026-09-06確認
定期報告特定事業者の毎年度の定期報告e-Gov「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律」第16条・2026-09-06確認
第一種エネルギー管理指定工場等年間エネルギー使用量の基準e-Gov「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律施行令」第3条・最終改正施行日2026-07-01・2026-09-06確認

特定事業者・中長期計画・定期報告の概要

特定事業者と中長期計画と定期報告の関係を示す図
特定事業者と中長期計画と定期報告の関係を示す図

設置している全ての工場等の年間エネルギー使用量の合計が原油換算1,500kL以上の事業者は、特定事業者に指定され、中長期計画の作成・提出と毎年度の定期報告が求められます。第一種エネルギー管理指定工場等の基準は原油換算3,000kLです(e-Gov「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律」第7条・第15条・第16条、e-Gov「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律施行令」第2条・第3条、e-Gov「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律施行令」の現行版最終改正施行日2026-07-01、2026-09-06確認)。

これらの数値は、法令上の位置づけを確認するための基準です。個別の工場や事業者が該当するかは記事で判断せず、工場等の範囲、年度の使用量、法令・施行令の条件を確認してください。

補助金の提出資料に関わる確認点

省エネ・非化石転換補助金では、省エネ法上の特定事業者等は定期報告書の写しなど、それ以外の事業者は中長期計画書の作成・提出を確認する例があります。令和7年度補正予算・3次公募・SII「令和7年度補正予算 省エネ・非化石転換補助金 公募要領〈3次公募用〉工場・事業場型」・2026-09-06確認の範囲で、必要書類は制度・事業者の位置づけにより異なることを確認します。

書類名だけから提出要否を判断せず、対象類型、事業者の位置づけ、対象回次の公募要領を確認してください。書類の作成方法や個別の申請可否は記事で判断しません。

契約・発注前に確認する順序

契約・発注前に確認する順序とは、年度・回次、制度の条件、予定している行為、一次資料、確認日を対応させることです。工場の設備更新であっても、別制度の着手条件を一般化しません。

順序確認すること確認する資料
1制度、年度、予算区分、回次を特定する公募要領の表紙・事業概要
2更新・新設、設備・事業場の情報を整理する計画の記録
3契約・発注・工事の条件を確認する対象回次の公募要領
4資料の版と確認日を残す執行団体の公式案内

年度・回次・着手条件を記録する

令和7年度補正予算・3次公募の省エネ・非化石転換補助金では、契約・発注は交付決定日以降とされています。対象となる契約・発注に関する3者以上の見積依頼・競争入札には別条件があるため、SII「令和7年度補正予算 省エネ・非化石転換補助金 公募要領〈3次公募用〉工場・事業場型」・2026-09-06確認の対象回次の記載を確認してください。

省エネ補助金2026の制度全体像、省エネ・非化石転換補助金の4類型、SHIFT事業の確認要件、補助金申請の流れ、交付決定前着手で確認することを参照し、個別の条件は対象制度の公式資料で確認してください。各資料は年度・回次を確認し、確認日を記録してから読みます。

まとめ

工場の省エネ設備更新では、設備・事業場・省エネ法上の位置づけを整理してから、公募要領を確認します。令和7年度補正予算・3次公募の省エネ・非化石転換補助金、令和8年度予算のSHIFT事業、e-Gov「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律」およびe-Gov「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律施行令」の資料を分け、年度・回次・一次資料・確認日をそろえて確認してください。個別の対象性、工場の該当性、契約・発注の可否は記事で判断しません。

資料の版と確認日を記録し、確認先を明確にします。確認した根拠を設備計画と対応させます。

よくある質問

Q. 工場なら補助制度の対象になりますか
工場であることだけで対象性は決まりません。対象設備・事業内容・年度・回次を、各制度の公募要領で確認します。
Q. 省エネ法の数値は何を示しますか
全ての工場等の年間エネルギー使用量の合計が原油換算1,500kL以上の事業者は特定事業者に指定され、中長期計画の作成・提出と毎年度の定期報告が求められます。第一種エネルギー管理指定工場等の基準は3,000kLです(e-Gov「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律」第7条・第15条・第16条、e-Gov「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律施行令」第2条・第3条、e-Gov「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律施行令」の現行版最終改正施行日2026-07-01、2026-09-06確認)。
Q. SHIFT事業と省エネ・非化石転換補助金はどう確認しますか
対象となる取組、削減要件、補助率・上限、制度ごとの公募要領を分けて確認します。個別の使い分けは記事で判断せず、令和7年度補正予算・3次公募と令和8年度予算の資料をそれぞれ確認してください。

出典

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