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省エネ・非化石転換補助金|4類型と確認ポイント【令和7年度補正・3次公募】

著者・監修: 依田尚人YDAIコンサルティング株式会社 代表

省エネ・非化石転換補助金は、工場・事業場全体、電化・燃料転換、指定設備、エネルギー需要最適化の4類型を、事業内容に照らして公募要領で確認する制度です。類型名だけで対象性を決めず、投資の内容、事業者区分、更新・新設の別、契約・発注の条件を同じ版の資料で確認します。

ここで示す補助率・限度額・公募実績は、令和7年度補正予算・3次公募・SII「令和7年度補正予算 省エネ・非化石転換補助金 公募要領〈3次公募用〉工場・事業場型」および同「令和7年度補正予算 省エネ・非化石転換補助金 公募要領〈3次公募用〉設備単位型」・2026-09-06確認の範囲です。個別の設備や型番が対象になるか、申請できるかは判断せず、公募要領とSIIの公式情報で確認してください。

省エネ・非化石転換補助金は4類型で確認する制度

省エネ・非化石転換補助金は、正式名称が「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業費補助金」および「省エネルギー投資促進支援事業費補助金」とされる、経済産業省の令和7年度補正予算による制度です。制度の条件は公募要領が正であり、類型ごとの説明と数値は対応する回次の資料で読みます。

類型主に確認する取組令和7年度補正予算・3次公募の一次資料確認日
(Ⅰ)工場・事業場型工場・事業場全体での省エネSII「令和7年度補正予算 省エネ・非化石転換補助金 公募要領〈3次公募用〉工場・事業場型」2026-09-06
(Ⅱ)電化・脱炭素燃転型電化・低炭素な燃料への転換を伴う更新、改造、新設SII「令和7年度補正予算 省エネ・非化石転換補助金 公募要領〈3次公募用〉工場・事業場型」2026-09-06
(Ⅲ)設備単位型・GX設備単位型SIIが定める指定設備への更新SII「令和7年度補正予算 省エネ・非化石転換補助金 公募要領〈3次公募用〉設備単位型」2026-09-06
(Ⅳ)エネルギー需要最適化型EMSの導入SII「令和7年度補正予算 省エネ・非化石転換補助金 公募要領〈3次公募用〉工場・事業場型」2026-09-06

制度の正式名称・所管・年度

制度名と年度と一次資料を対応させる確認図
制度名と年度と一次資料を対応させる確認図

所管は経済産業省資源エネルギー庁で、執行団体は一般社団法人環境共創イニシアチブです。令和7年度補正予算の制度であること、3次公募用の資料であること、確認日を記録してから条件を読み始めます。

制度の全体的な探し方は、省エネ補助金2026の制度全体像で確認できます。そこで候補を整理した後も、具体的な類型、枠、対象経費は本制度の公募要領に戻る必要があります。

4類型の対象シーン早見表

四類型と設備更新の検討場面を結ぶ早見表
四類型と設備更新の検討場面を結ぶ早見表

(Ⅰ)は事業場全体の取組、(Ⅱ)は電化・燃料転換、(Ⅲ)は指定設備、(Ⅳ)はエネルギー需要の最適化を確認する入口です。同じ工場で複数の改善を検討していても、どの類型・枠の条件に当たるかを記事だけで決めることはできません。

指定設備はSIIが定めるリストから確認する仕組みです。型番の登録状況や設備ごとの条件は変わり得るため、資料の確認日と公式検索情報を分けて記録します。

補助率と限度額は類型・枠・条件を一緒に読む

補助率と限度額は、4類型だけで一律に決まるものではありません。以下は令和7年度補正予算・3次公募・SII「令和7年度補正予算 省エネ・非化石転換補助金 公募要領〈3次公募用〉工場・事業場型」および同「令和7年度補正予算 省エネ・非化石転換補助金 公募要領〈3次公募用〉設備単位型」・2026-09-06確認の整理であり、枠、事業者区分、更新・新設などの条件と一緒に確認します。

類型・枠補助率の主な確認点上限・下限の主な確認点
(Ⅰ)先進枠中小企業者等は2/3以内(オーダーメイド型設備・指定設備は1/2以内)、大企業・その他は1/2以内(同1/3以内)単年度15億円(非化石燃料設備の導入申請は20億円)、複数年度30億円(同40億円)。下限100万円/年度(複数年度は初年度を除く)
(Ⅰ)一般枠中小企業者等は1/2以内(投資回収年数7年未満は1/3以内)、大企業・その他は1/3以内(同1/4以内)連携事業は30億円(非化石燃料設備の導入申請は40億円)。下限100万円/年度(複数年度は初年度を除く)
(Ⅰ)中小企業投資促進枠中小企業者等は1/2以内(投資回収年数5年未満は1/3以内)、大企業・その他は対象外単年度15億円(非化石燃料設備の導入申請は20億円)、複数年度20億円(同30億円)。下限100万円/年度(複数年度は初年度を除く)
(Ⅰ)サプライチェーン連携枠中小企業者等は1/2以内(投資回収年数5年未満は1/3以内)、大企業・その他は1/3以内(投資回収年数7年未満は1/4以内)事業全体の上限・下限は対象回次の該当表で確認する
(Ⅱ)電化・脱炭素燃転型更新・改造は1/2以内、新設は1/5以内上限は原則3億円。電化する事業は5億円、下限は30万円
(Ⅲ)設備単位型[従来枠]1/3以内上限は1億円、下限は30万円
(Ⅲ)GX設備単位型[メーカー強化枠]1/3以内上限は3億円、下限は30万円
(Ⅲ)GX設備単位型[トップ性能枠]更新は1/2以内、新設は1/5以内上限は3億円、下限は30万円
(Ⅳ)エネルギー需要最適化型中小企業者等は1/2以内、大企業等は1/3以内上限は1億円、下限は30万円

複数年度事業・連携事業の年度当たりの上限は15億円で、非化石燃料設備の導入申請では20億円です。(Ⅰ)と(Ⅳ)を組み合わせる場合は、それぞれの上限額の合計を事業全体の上限額とします。数値は上記の令和7年度補正予算・3次公募・両公募要領・2026-09-06確認に基づき、表の外で補助率だけを用いません。

3次公募の事業区分2026年度分(1年度目)2027年度分(2年度目)一次資料・確認日
(Ⅲ)設備単位型[従来枠]約30億円約12億円SII「令和7年度補正予算 省エネ・非化石転換補助金 公募要領〈3次公募用〉設備単位型」・2026-09-06確認
(Ⅱ)電化・脱炭素燃転型+(Ⅲ)GX設備単位型[トップ性能枠]約44億円約482億円SII「令和7年度補正予算 省エネ・非化石転換補助金 公募要領〈3次公募用〉工場・事業場型」および同「令和7年度補正予算 省エネ・非化石転換補助金 公募要領〈3次公募用〉設備単位型」・2026-09-06確認
(Ⅲ)GX設備単位型[メーカー強化枠]約25億円約62億円SII「令和7年度補正予算 省エネ・非化石転換補助金 公募要領〈3次公募用〉設備単位型」・2026-09-06確認

工場・事業場型と電化・脱炭素燃転型の確認点

工場全体の取組と電化・燃料転換で分ける確認項目
工場全体の取組と電化・燃料転換で分ける確認項目

(Ⅰ)には先進枠、一般枠、中小企業投資促進枠、サプライチェーン連携枠があり、補助率と限度額は枠や事業者区分で変わります。たとえば投資回収年数の条件が表にある場合は、補助率だけを引用せず、該当する枠と更新・新設の扱いを確認します。

(Ⅱ)は更新・改造と新設で補助率が異なります。令和7年度補正予算・3次公募の上限・下限、対象経費、要件はSII「令和7年度補正予算 省エネ・非化石転換補助金 公募要領〈3次公募用〉工場・事業場型」の同じ版で確認してください。

比較表を使う場合は、計画している取組を先に一行で記録し、どの枠の数値を転記したかを資料名とともに残します。数値が高いことだけを基準にせず、事業全体の省エネ計画、対象経費、完了期限を同じ資料で読みます。

設備単位型とエネルギー需要最適化型の確認点

指定設備とEMSで確認資料を分ける図
指定設備とEMSで確認資料を分ける図

(Ⅲ)では、指定設備のリストと公募要領の両方を確認します。設備名称が近くても、個別型番の対象性、更新・新設の別、GX設備単位型の要件は公式情報で確かめる必要があります。

(Ⅳ)はEMSの導入を扱う類型です。補助率・限度額の表は制度全体の条件の一部であるため、組合せの可否、対象経費、提出書類を公募要領で確認してから計画を整理します。

設備単位型とEMSの組合せを検討する場合も、それぞれの申請条件や上限の扱いを公募要領で確認します。記事の表は公式資料に戻るための整理であり、個別の申請方法や採択可能性を示すものではありません。

申請前に確認する契約・発注と提出資料

契約・発注と提出資料は、補助率とは別に確認する必要がある条件です。令和7年度補正予算・3次公募・SII「令和7年度補正予算 省エネ・非化石転換補助金 公募要領〈3次公募用〉工場・事業場型」および同「令和7年度補正予算 省エネ・非化石転換補助金 公募要領〈3次公募用〉設備単位型」・2026-09-06確認では、事業開始日と契約・発注の扱いが示されています。

3次公募の公募実績は2026年8月20日から2026年9月28日17:00必着です。これは令和7年度補正予算・3次公募・SII「令和7年度補正予算 省エネ・非化石転換補助金 公募要領〈3次公募用〉工場・事業場型」および同「令和7年度補正予算 省エネ・非化石転換補助金 公募要領〈3次公募用〉設備単位型」・2026-09-06確認の期間であり、現在の状況を示す表現ではありません。

確認項目3次公募用で確認する内容一次資料・確認日
契約・発注交付決定日以降に行うSII「令和7年度補正予算 省エネ・非化石転換補助金 公募要領〈3次公募用〉工場・事業場型」および同「令和7年度補正予算 省エネ・非化石転換補助金 公募要領〈3次公募用〉設備単位型」・2026-09-06確認
見積依頼・競争入札一定の条件で交付決定前の実施を確認するSII「令和7年度補正予算 省エネ・非化石転換補助金 公募要領〈3次公募用〉工場・事業場型」および同「令和7年度補正予算 省エネ・非化石転換補助金 公募要領〈3次公募用〉設備単位型」・2026-09-06確認
提出資料省エネ法上の位置づけで異なる例があるSII「令和7年度補正予算 省エネ・非化石転換補助金 公募要領〈3次公募用〉工場・事業場型」・2026-09-06確認

契約・発注、見積依頼、競争入札の扱い

交付決定と契約・発注と見積依頼を分ける時系列図
交付決定と契約・発注と見積依頼を分ける時系列図

令和7年度補正予算の3次公募では、契約・発注は交付決定日以降とされています。一方で、当該契約・発注に関する3者以上の見積依頼・競争入札は、1次公募の公募要領公開日である2026年3月25日以降の発行日であれば、交付決定前の実施も有効とされています(SII「令和7年度補正予算 省エネ・非化石転換補助金 公募要領〈3次公募用〉工場・事業場型」および同「令和7年度補正予算 省エネ・非化石転換補助金 公募要領〈3次公募用〉設備単位型」、2026-09-06確認)。

この扱いは本制度の公募要領に基づくものです。別制度にも同じ起算点を当てはめず、見積書や入札関係の資料を準備する前に、対象回次の条件を確認してください。

契約日、発注日、見積依頼の発行日を別々に記録すると、何をどの条件で確認したかを見直しやすくなります。実際の手続の順序や提出方法は、SIIが公表する対象回次の案内を確認します。

省エネ法上の位置づけで変わる提出資料の例

省エネ法上の特定事業者等は定期報告書の写しなど、それ以外の事業者は中長期計画書の作成・提出を確認する例があります。どの資料が必要かは制度、類型、事業者の位置づけで異なるため、必要書類の網羅表として扱わず公募要領で確認します。

提出前には、資料の名称、作成時点、対象事業との関係を整理します。個別の書類作成や申請可否は、SIIの案内と公募要領へ確認してください。

公募要領の版を確認する方法

公募要領の版を確認する方法とは、条件を見つけた資料が対象年度・予算区分・回次に対応するかを確認し、確認日を残す手順です。公募要領が正であり、異なる版から数値や期間を組み合わせないことが重要です。

記録する項目確認の方法この制度での例
年度・予算区分表紙と事業概要を見る令和7年度補正予算
回次公募要領の名称を見る3次公募用
公表日PDF表紙・更新履歴・公式ページを見る確認できない日付は推測しない
確認日読み直した日を残す2026-09-06確認

年度・回次・公表日・確認日を記録する方法

公表日が資料内で確認できない場合は、日付を補わず、PDFの表紙・更新履歴・公式ページで確認します。補助率、限度額、契約・発注の条件を記録する行には、年度、予算区分、回次、一次資料、確認日も併記します。

制度資料を読む際は、法令・制度解説の一覧記事一覧から関連するテーマを確認できます。ただし、個別の条件を確認する根拠はSIIの公募要領であり、掲載内容の収録方針は情報の収録基準と運営方針で確認できます。

よくある質問

指定設備なら自動的に対象になりますか

指定設備はSIIが定めるリストから確認する仕組みで、個別型番の対象性や申請条件は対象回次の公募要領と公式検索情報で確認します(SII「令和7年度補正予算 省エネ・非化石転換補助金 公募要領〈3次公募用〉設備単位型」、2026-09-06確認)。設備名称だけで対象になるとは判断しません。

補助率だけで制度を選べますか

補助率は類型、枠、事業者区分、更新・新設などで条件が異なります。令和7年度補正予算・3次公募の補助率、上限・下限、対象経費、着手条件を、SII「令和7年度補正予算 省エネ・非化石転換補助金 公募要領〈3次公募用〉工場・事業場型」および同「令和7年度補正予算 省エネ・非化石転換補助金 公募要領〈3次公募用〉設備単位型」・2026-09-06確認の同じ資料で確認してください。

契約や発注の前に何を確認しますか

令和7年度補正予算の3次公募では、契約・発注は交付決定日以降とされています。見積依頼・競争入札には別条件があるため、対象となる取引の発行日も含めて公募要領で確認します(SII「令和7年度補正予算 省エネ・非化石転換補助金 公募要領〈3次公募用〉工場・事業場型」および同「令和7年度補正予算 省エネ・非化石転換補助金 公募要領〈3次公募用〉設備単位型」、2026-09-06確認)。

まとめ

省エネ・非化石転換補助金は、4類型、枠、事業者区分、更新・新設の条件を分けて確認する制度です。令和7年度補正予算・3次公募の数値は、一次資料と2026-09-06確認をセットにして扱い、公募要領の版へ戻って確認してください。個別の設備、書類、契約・発注の判断は記事で行いません。

記録を残す際は、資料名と回次を先に確定し、数値の近くに確認日を置きます。この方法なら、制度が更新されたときも、どの条件を読み直すべきかを整理できます。公募要領を読むときは、表の行名と本文の取組内容が対応しているかも確認します。

出典

著者・監修

依田尚人YDAIコンサルティング株式会社 代表

依田尚人は YDAIコンサルティング株式会社 代表。省エネ・脱炭素分野の補助金制度の予算・補助率・公募動向について、公募要領・執行団体等の公開情報を一次ソースまで確認する工程を標準として、本サイトの記事を設計・監修しています。

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